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第1回TOEFL(R)アライアンス(仮称)開催!

2012.03.21

3月12日(月)、大阪府立住吉高校でTOEFLアライアンス(仮称)第1回会議が開かれた。
大阪府からは住吉、和泉、三国丘の3高等学校、その他の地域からは横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校、新潟県立国際情報高校で、計5校が参加した。

和泉高等学校の中原徹校長の呼びかけにより、各校でのTOEFLのための使用教材、指導内容、生徒の獲得点数や伸び具合の情報を交換し、同じ志を持つ学校同士互いに助け合いつつ切磋琢磨しようという目的で集まった。

この日は、1回目ということもあり、各校がそれぞれの取り組みを発表することから会議が始まった。
海外派遣や日本国内での国際的な取り組みを自治体や企業と協力しながら進めてきている横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校の実践例、海外大学進学コースの設立を決定し、今まで以上に学習・指導内容のレベルアップをはかる新潟県立国際情報高等学校事例などが紹介された。
三国丘高校の発表では、お隣の韓国や中国での外国語(国際)教育のレベルの高さを目の当たりにし、改めて日本のグローバル人材育成に強い危機感を抱き、「受験英語だけを前提とした外国語教育では伸び代が残っていない」と、TOEFLレベルの英語力の伸長を目指すことに新たな決意が表明された。

続いて、会議の主旨どおり、使用教材・指導内容・生徒の獲得点数に関しては盛んに共有が進み、「高校1年からTOEFL Juniorテストで英語力の伸長を測り、800点(英検準1級相当)を目処にTOEFL ITPにつなげ、高校3年ではTOEFL iBTが受けられるように」といったように、他の英語力検定テストとTOEFLテストの相関を元に、高校生の間に何を指標に英語力を高めるのかという具体的な目標設定も議論された。
また、そもそもなぜTOEFLテストを指標に英語力を伸ばそうそしているのか、次のような意見が交換された。
TOEFLテストでは論理的思考力を問われる。
テクニックで点数が上がるような入試問題対策とは相反する。
自分の意見をしっかり持ち、主張するというモードに切り替えられるかどうかもTOEFLテストの結果に影響してくると思われる。
一言一句理解しながら進めていくものではなく、わからない単語も推測しながら、スピードを持って理解していかないといけないのがTOEFLテスト。
実際に海外で仕事をするとなると、同じメンタリティーが必要。
京大や東大の試験もTOEFLに近づいているようだ。やはり入試が変らないと英語教育も変りにくい。

発表の合間には活発な質疑応答や意見交換が行われ、昼12時過ぎに始まった会議は夕方にまで及んだ。

TOEFLテストは、英語の総合力(読む・聞く・書く・話す)を測定する世界基準の英語能力判定テストであり、そのレベルの高さから授業等に積極的に取り入れている学校は全国的にもあまり例がない。
上記5校では、TOEFLの採用が日本の英語教育改革の出発点になると考えている。

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