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教育の祭典!New Education Expo 2012東京 開催!

2012.06.14

2012年6月6日から8日の3日間、東京ファッションタウンビル(東京都江東区)にて第17回NEW EDUCATION EXPO 2012(以下NEE)が開催された。
NEEは、大小合わせて100のセミナーと、約120社からの教材・教具の展示からなる、日本最大規模の教育イベント。
文部科学省、総務省、経済産業省、国立教育政策研究所、各自治体の教育委員会などが後援している。

基調講演には、慶応義塾大学大学院 メディアデザイン研究科 教授の中村伊知哉氏による「教育クラウド、デジタル教科書がひらく学びの未来」、元文部科学副大臣の鈴木寛氏による「日本の教育の課題と展望」、東京工業大学名誉教授の清水康敬氏による「一人一台情報端末の学習環境新時代を目指して」など、興味深いタイトルが並ぶ。

その他、セミナータイトルのラインナップを見たところ、キーワードは、「大学改革」「教育クラウド」「デジタル教科書」「アクティブラーニング」といったところのようだ。

・iPadやTwitterで英語を楽しく学ぶ!

セミナーの一つ、「語学力強化の様々な取り組み」に参加してみた。
東京女子大学 現代教育学部 非常勤講師の小杉弥生氏、文教大学 情報学部 准教授の関口幸代氏、ART Learning Technology(株)代表取締役CTOの山田玲子氏が登壇。
小杉氏は、ATR CALL BRIX(以下発音練習ソフト)という英語発音練習ソフトを使用した東京女子大学の授業の様子とその成果について発表をいただいた。
発音練習ソフトの仕様によって、生徒たちが授業時間以外にも自学自習するモチベーションが高まり、また苦手なところを繰り返し学習できるため、発音矯正に効果があったとの報告があった。

関口氏は、英文科の学生だけでなく大学全体で英語力向上が求められているという昨今の社会のニーズを受け、「使える英語」の修得に力を入れている。
iPadやTwitterを利用した学習方法を紹介いただいた。
iPadには英語学習に活用できる多様なアプリがある。
この中から学生たちが自ら、自分に合ったアプリを選択し、Twitterで友だちと経過を報告し合ったり励まし合ったりしながら学習を進めた。
その結果、半年間でほとんどの学生がTOEICのスコアを伸ばし、著しい学生では300点から600点までアップした。
「しかし、ただソフトを与えれば成績が伸びるわけではない。学習者ごとに得手不得手、向き不向きがあるので、教員が学習者ごとに学習法の指導をする必要がある」との発表は、ICTを導入したのに成績が伸びないと悩んでいる先生に、大いに参考になったのではないだろうか。

・未来の教室はこうなる!?

内田洋行が提案する「アクティブラーニング」のミニセミナーにも参加した。
会場は未来の教室をイメージした「Future Class Room」が設営がされている。
2つの壁面にプロジェクターの画面が映しだされ、生徒たちは、自由に動きながら画像を見たり、班を作ってディスカッションをしたり、班を離れて個人ワークをしたりと、テンポよく授業が進んでいく。
使用されている椅子は、Node(Steelcase社製)という商品。
キャスター付きで座ったまま異動できる。
ノートパソコンやA4のノートを広げて置ける広いテーブルもついているので、教室内に机を置く必要がなく、よりアクティブな授業が可能になる。
椅子の足元にはカバンなどの荷物も置けるので、大学のように決まった席がない教室での授業に最適だ。
与えられた課題について、各班でディスカッションし、その結果をタブレットPCに書いたものを、プロジェクタから壁面に映して発表をした。
Future Class Room内は無線環境なのでごちゃごちゃしたコード類はない。
また、壁面に映し出す画像は手元のPCで簡単に切り替えられる。
非常にスマートな操作が可能だ。
今回は模擬授業で、この場で初めて会った人とのディスカッションとなったが、無線環境で思うようにICTツールが使えたり、動きたいと思ったときにすぐ動ける環境は、学習意欲をかきたて、楽しく作業に取り組めることが実感できた。

NEEは、大阪会場でも6月22日(金)、23日(土)の2日間、大阪マーチャンダイズ・マート(OMM 大阪市中央区大手前1-7-31)にて、開催が予定されている。

詳細はコチラ↓
http://edu-expo.org/

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