【記事】
仮想の英語圏で英語を使う新しい英語プログラム
2011.09.07

2011年8月3日に神田外語学院で開催された英語教員向けの英語教育公開講座にて、神田外語学院 教育部の長谷川貢(はせがわ みつぐ)先生による、仮想の英語圏で英語を使う新しい英語プログラムについてのデモンストレーションが行われた。
日本のように、英語を日常的に使わない「EFL」と言われる環境では言語(特に会話)習得は難しいとされている。
そのなかで、日常的に英語が使われる「ESL」の環境を作り、英語学習者により実用的な英語を学んでもらおうと考えられてこのプログラムが作られたという。
神田外語学院では、Second Life(セカンドライフ)というインターネット上の仮想コミュニティーに独自の空間を作り、生徒達はその仮想空間の中で、レストランに行く、買い物をするなどの行為を全て英語で行うレッスンを受けられる。
「英語を学ぶ」というよりも「英語で遊ぶ」ことが主目的のプログラムなため、生徒も楽しんで英語に触れることができるという。
これにより、実際の場面別の会話力の向上や異文化知識の向上も得られるという。
このプログラムのメリットは生徒がどこにいてもインターネット上で参加が可能になる。
その為、遠隔地から授業に参加をしたり、海外にある学校とリアルタイムのディスカッション、海外研修のシミュレーションなども可能になる。
ただ、セカンドライフの利用には下記のような課題も多くある。
- 教授者のPCスキルが中級程度以上であること
- コンピューターを生徒1人に対して1台用意すること
- セカンドライフ上で授業に参加してくれるネイティブの会話パートナー複数名がいること
などがあげられる。
セカンドライフ自体は利用については賛否両論あるが、これと似たプラットフォームもインターネット上にはあり、ほとんど無料で利用できることはメリットの一つだ。
課題はたくさんあるが、ICT利用の遅れが問題になっている日本の教育現場で、今後セカンドライフのようなプラットフォームがどのように活用されていくのか注目していきたい。
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