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【連載コラム】

留学と就職の関係性とは-3

2012.04.12

オーストラリア発信の留学センター「オーストラリア留学センター」東京オフィスの坂本岳志氏に話を伺った。

この記事は「留学と就職の関係性とは-2」の続きです。

TOEIC(R)の点数はどこまで当てになるのか?

前回の「留学と就職」の記事で、TOEIC(R)が英語力の指標として、企業に導入されていることを紹介しました。
しかし、TOEIC(R)の点数でどこまで英語力が測れるのでしょうか。
結論から述べますと、TOEIC(R)の点数が高い人が英語を使って仕事ができる、とは限りません。
もちろん、TOEIC(R)の点数も高く、仕事もできる人はいます。
ただ、TOEIC(R)600点の人のほうが、800点の人よりも外国人と上手く仕事ができるケースも多くあります。
なぜでしょうか?
それは、「英語ができる」と「仕事ができる」ということは別の能力だからです。
仕事をするためには、論理的思考力、分析力、交渉力、プレゼンテーション力、マネジメント力等が必要となってきます。
一方でTOEIC(R)でハイスコアを取るには、英語の文法や読解力、リスニング力が必要となってきます。また、TOEIC(R)という試験の慣れ、というのもあるでしょう。
つまり、英語の文法を理解している、リスニング力がある、といっても、交渉力やマネジメント力がなければ、仕事はできません。

英語でコミュニケーションできる人が強い

個人的な体験を一つご紹介します。
私は以前、とある会社で海外取引の多い仕事をしていました。
そこで、TOEIC(R)の点数はあまり高くないものの、外国人を相手に抜群に仕事ができる先輩がいました。
彼の仕事ぶりを見ていると、相手が何を求めているか先回りして提示できる、もめている時は、双方が納得できる解決策に話を持っていける、押すところは押し、引くところは引く、そして、外国の取引先からの信頼は絶大なものでした。
一言で表すと、彼はコミュニケーションが上手いのです。
TOEIC(R)800点や900点の人よりも、細かい文法や単語力はないかもしれません。
ただ、自分の知っている単語や言い回しを工夫して、上手くコミュニケーションを取ることができるのです。
そして、グローバル人材に求められるのは、まさに、このコミュニケーション力なのです。
しかし、英語だけを勉強をしても、英語で上手くコミュニケーションを取れるようになるとは限りません。
では、英語でコミュニケーション力を身につけるためには、どうすればよいでしょうか?

留学と就職の関係性とは-4に続く。

坂本岳志さん

坂本岳志さん
オーストラリア留学センター 東京支店
http://www.aswho.com/
中学1年生の後半で英語をあきらめたにも関わらず、大学卒業後にメルボルン大学大学院へ進学。 卒業後は商社に勤務し、様々な国の人たちとビジネスを行う。2011年4月にオーストラリア留学センターに転職。もっと日本人に海外経験を!との思いで日々活動中。

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