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【連載コラム】

国際化時代なんてコワくない!がんばれニッポン人!第1回

2010.11.25

シアトル在住2児の母、
いじりめぐみが真のグローバリズムを問う!

「国際人」って、いったいどんな人?

「わたしは、立派な国際人になりたいです」
「子どもには、立派な国際人に育ってほしいです」
日本人だったらどっかでかならず聞くセリフ。けど、「国際人」っていったいどんな人?

わたしもかつて「国際人」を目指していた少女であった。
カラダが大きく、みんなにいつもじろじろ見られて、「わたしは生まれる国を間違えたに違いない!」と海外脱出を計画したのは小学2年生の時。
英語だけを必死に勉強し、高校2年の夏、交換留学生としてアメリカへ飛んで行った。
そのまま日本に戻らずアメリカの大学へ。
そして気がついた。わたしはもっと日本でしっかり日本のことを学んでおくべきだった……と。

わたしが思い描いていた「国際人」は、外国語がべらべらしゃべれて日本人離れしている人。
ガイジンのみなさんの中にまじってアハハハとかやってる人。
わたしもアメリカで、アハハハはできるようになった。
ガハハハもできた。
だけど、
「中国と国交を回復して日本はどう変わったか?」
「レーガン政権のアジア外交は日本でどう評価されているのか?」
は、できなかった。
「えーとー、あのー、いいかんじ?ってかんじ?」
とお茶を濁すしかできなかった。

海外に飛び出して外国語を身につけても「国際人」に変身できるわけではない。
知識が豊富で日本を代表してものを語れる人が、本物の国際人だ……と悟ったのだった。

国際人のなりそこねのわたしは今、(日本+アメリカ)÷2のいわゆるハーフの娘たち相手に、「過ちはくりかえすまい」と国際人教育に余念がない。

アメリカにいても立派な日本人に育て!と日本語学校に通わせ、日本語テレビをつけっぱなしにして、なにげに日本の政治・経済・歴史にふれられるようしむけている。

「ガハハハ」

お笑い番組のときだけ食らいつくようにTVを観ている娘たちではあるが、まあ、これも日本文化だよなあ……と微笑ましく見守っている。

日本人の飽くなき挑戦である国際化、国際人育成。
そのへんのおはなしを娘たちの教育に悪戦苦闘するアメリカよりお伝えしていきます。

よろしくどうぞ!


「漢字なんてきらい!」「なにをぬかすかおのれは日本人だろが!」
母に怒られ漢字の勉強に励む娘その1&その2

国際派を目指す日本人が知っておきたいフレーズ

“Your guess is as good as mine.”

英語で質問をされるとびびって、すぐにI don't knowと言ってしまいがちな日本人。わからないときの言いまわしにもレパートリーを持っておこう!
“How much longer do we have to walk to get to the station?"
(駅に着くまであとどのくらい歩かなきゃいけないの?)
“Your guess is as good as mine."
(君にもわからないなら僕にもわからないよ)

いじりめぐみさん
大手広告会社のCMプランナーを経てアメリカ人と結婚、シアトルへ。専業主婦に飽き足らず、“世の中をいじる”をモットーに自宅の一室に「IJIRIYA USA」を設立。日本関連企業へのマーケティングコンサルティングのほか、クリエーティブハウスとして企画立案、出版、インターネット事業に取り組んでいる。2児の母親。
著書:『デカくて悪いか!』(角川文庫)『デブで悪いか!』(角川文庫)
ウェブサイト:「Go Feisty!

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