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【連載コラム】

インターナショナルスクールの可能性 その1

2013.12.04

国内?海外?二択のインターナショナルスクール卒業生に新たな進路

現在、日本全国で高等課程まであるインターナショナルスクールは26校。
その卒業生の進路は、大きくふたつに分かれる。
「国内」または「海外」だ。
アメリカンスクール・イン・ジャパンを卒業し、現在、早稲田大学国際教養学部に通う石川ありさ氏はアメリカンスクールの同級生を含め、進路について次のように語った。
「アメリカンスクールの同級生は、122人いましたが、そのほとんどが海外〜主にアメリカの大学へ進学しています。日本の大学は、私を含め、5〜6人でした」
石川氏は、2012年にアメリカンスクール・イン・ジャパンを卒業し、早稲田大学国際教養学部へと進学した。将来、母校の教壇に立つことを目標に、教育学を中心に学んでいる。
石川氏は、幼稚園は青葉ジャパン、小学校はブリティッシュスクール、中学は清泉インターナショナルスクール、高校はアメリカンスクール・イン・ジャパンで学んだ生粋のインターナショナルスクール(以下、インター)育ち。
「インターで育ったため、逆に日本の教育について知らなかった部分があります。将来は、母校の教員を目指すためにも、日本の教育環境を知りたかった」と志望理由を話す。

海外中心だった進学先

インターの卒業生は、英語で学ぶことができる大学が少ないため、歴史的に進学先を海外に選ぶことが多かった。進路先を見ても、アメリカを筆頭に、イギリス、カナダ、オーストラリアなどの英語圏の大学が並ぶ。
インター卒業生の進路に、日本の大学が選択肢に入ってきたのは1949年の上智大学国際部開設前後だ。
1953年に創設された国際基督教大学(ICU)を含め、これまで私立大学を中心にインター生を受け入れる枠組みが作られてきた。
そのなかで国公立大学の動きは、比較的遅いものだった。
しかし、2009年を境に一気に動き出す。

寄稿:村田学さん
インターナショナルスクール専門のウェブサイト『インターナショナルスクールタイムズ』の運営者
http://istimes.net/index.html
国内のプリスクール、キンダーガーテン、インターナショナルスクールを主な対象とした調査・研究を行っている。
なかでもインターナショナルスクールの歴史、カリキュラム、運営方法の調査・研究を得意としている。

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