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【連載コラム】

国際化時代なんてコワくない!がんばれニッポン人!第2回

2012.01.24

シアトル在住2児の母、
いじりめぐみが真のグローバリズムを問う!

「九九」万歳!

にいちがに ににんがし にさんがろく……最近、我が家では毎朝家族みんなで九九を唱えている。
小学2年生の娘その2は、土曜日に通っている日本語学校でただいま九九を勉強中で、先生の前で暗唱し合格シールをもらわねばならない。
最近日本語を勉強していない7年生の娘その1も、「九九を忘れたら一大事!」と妹と一緒に復習をしている。
そしてアメリカ人として育ったおかげで九九を知らない夫も
「今からでも計算に強くなりたい」
と一緒に九九を唱えている。

英語では、「ノリ」のいい九九の覚え方がない。
「ツー・ワン・ツー」「ツー・ツー・フォー」と数字を頭にたたきこむだけ。
これでは記憶にとどめておくとっかかりがなく、英語で掛け算をするのはむずかしい。
なので、わたしのまわりのハーフの子どもを抱えるお母さんたちの間では
「なにがあっても九九は日本語でたたきこむべし!」
と、お互い励ましあい、子ども達に九九を唱えさせている。
我が家の娘その1は、5年前に九九をマスターした。
「なんでこんな不気味な呪文を唱えなきゃならないんだ!」
と抵抗したが、母、強し。うまく覚えさせることに成功した。
母の努力のかいがあり、今では頭の中はほとんどアメリカ人化しているにも関わらず、掛け算をするときだけは、日本人モードになるらしい。
「ごろくさんじゅうtake a way さぶろくじゅうはち equals to……」
てなかんじ。
おかげで計算だけはクラスで一番速く、「いつもトロいくせになぜ?」と級友たちに謎がられている。

計算クイーンでいられるのは、九九のおかげだ。
その座を誰にも奪われたくない娘その1は、毎朝パーフェクトに九九を唱えては、
「うししし。今日もわたしが一番よ」
と安心して学校へでかけている。
娘その2は、
「『ごろく』よりは『ごもく』のほうが焼きそばでいい……」
などととんちんかんなことをほざきながら悪戦苦闘中。
「日本語で九九を覚えないとパパみたいに計算できない人になっちゃうよ!」
「失礼な!……事実ですけど……」

日本が世界に誇れる技、九九。毎朝にぎやかに、九九談義に花が咲く我が家である。


「にいちがに ににんがし……」毎朝のお約束、九九タイム!
パパ&娘その2よ、早く偉大なる日本の九九をマスターして計算上手になってね!

国際派を目指す日本人が知っておきたいフレーズ

“It's a piece of cake!”

そんなの朝飯前さ!

堂々と「できる!」といえる日本人はかっこいい!
むちゃくちゃ自信があるときに、使うのがこれ。
「一切れのケーキ」なんて直訳しないでね。
「ケーキ」じゃなくて「朝飯前」ですのでお忘れなく。
Can you handle it by yourself?
(ひとりでできるかい?)
Of course! It's a piece of cake!
(もちろん!そんなの朝飯前さ!)

いじりめぐみさん
大手広告会社のCMプランナーを経てアメリカ人と結婚、シアトルへ。専業主婦に飽き足らず、“世の中をいじる”をモットーに自宅の一室に「IJIRIYA USA」を設立。日本関連企業へのマーケティングコンサルティングのほか、クリエーティブハウスとして企画立案、出版、インターネット事業に取り組んでいる。2児の母親。
著書:『デカくて悪いか!』(角川文庫)『デブで悪いか!』(角川文庫)
ウェブサイト:「Go Feisty!

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