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【連載コラム】

英語を話せる人だけが知っている「20のヒント」10

2011.04.07

カナダ専門留学会社として30年近い実績をもつFSSグループ「FSS-Osaka」の代表を務める森川篤史氏に、英語を話せる人だけが知っている「20のヒント」について伺った。全20回の連載の第10回目。

第10回「恥ずかしい」ではなく「かわいい」

英語を話せるようになる過程で、一番厄介なものは何かご存知でしょうか?
リスニング力をつけても、語威力をつけても、文法力をつけても、常に付いて回るこの"厄介者"。
それは、"間違ったら恥ずかしい"という心のブロックです。

私たち日本人は、学校生活の中で無意識的に"間違うことはいけないこと"という認識をインプットしています。テストにおいても、ほとんどの場合、たった一つの正解に辿り着くために生徒は問題を解いていきます。
小学校から行われるこの習慣の積み重ねが、英会話において心理的なブロックになるというのは社会人経験のある留学生にも良く見られることです。

答えは分かっていたのに言葉にできなかった、などというのは、頭では理解しているのに間違いに対する恐怖心が勝ってしまったという非常に分かりやすい例ですね。

そんな心の状態を変えてあげるためには、間違うことに対する考え方を変えてやらなければなりません。一体、どうすればいいのでしょう?

その一つは、外国人が日本人の英語の間違いをどう感じているかを生徒にしっかりと教えてあげることです。

カナダ滞在中、私は、ルームメイトや元同僚のカナダ人に"日本人の英語の間違いをどう思う?と質問した事がありました。面白いことに答えの殆どは
「I don't care(気にならないよ)」とか
「It's kind of cute!(かわいいね)」というものでした。

考えてみれば当たり前のことですね。
私たちにしてみれば、外人が一生懸命はなす片言の日本語は、
「下手くそ!」ではなく「かわいい!」です。

つまり、間違いを気にしているのは本人だけということです。

こんな当たり前のことを、いざ英語を話すとなると誰もが忘れてしまいます。
だからこそ、学生の段階から英会話で間違えるのは「恥ずかしい」ことではなく「かわいい」ことだ、と教えてあげる必要があります。
そうすることによって、間違いに対する恐怖は少しずつ薄れていきます。
英会話においては、勉強ができる子よりも、間違いを恐れない子だということが広く知られると、子供達も英語をもっと好きになってくれるのではないでしょうか。

森川篤史さん

森川篤史さん
FSS-Osaka代表
http://www.fss-osaka.com/

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