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【連載コラム】

英語を話せる人だけが知っている「20のヒント」12

2011.04.14

カナダ専門留学会社として30年近い実績をもつFSSグループ「FSS-Osaka」の代表を務める森川篤史氏に、英語を話せる人だけが知っている「20のヒント」について伺った。全20回の連載の第12回目。

第12回宣伝文句に振り回されない

「日本の英語関連の広告ってスゴイですよね?」

カナダの学校関係者様と英語や留学についてお話をするときに、会話の中でちょくちょく出てくる言葉です。(現地で働く人の本音、といっても良いかも知れません。)
残念ながら褒めているのではありません。
「あの魅力的なキャッチコピーをそのまま信じ込んでしまう人も多いのでしょうね。」
「私の学校にも"英語は短期間で身につく"と思い込んで、現地で落ち込んでしまう生徒さんもいらっしゃいますよ。」
という意味です。

私も、英語業界の広告を見ていると、本当によく考えられているなと感心してしまいます。
英語を話したい人、英語にコンプレックスを持っている人が思わず「買いたい。」と思ってしまうキャッチコピーがずらりと並んでいます。

誤解のないように説明させていただくと、
「3ヶ月で英語がペラペラに・・・」
「短期間で英語が口から飛び出す。」
「ある時間に○○分英語を聞いたら英語マスターに・・・」

私はそれらの教材が悪いといっているのではありません。
例えば、巷で有名なリスニング教材を、リスニング教材として使うのであればとてもいいツールです。(実際、弊社のお客様へオススメすることもあります。)
ただ、多くの教材は"リスニングが伸びる"というよりは、"それさえやれば英語が話せるようになる!"と勘違いさせてしまう広告になってしまっています。

この勘違いが怖いんですね。

この表現、簡単にいえば、「素振りだけやっていれば甲子園に行けるよ。」と指導しているのと同じことです。
素振りだけで甲子園に行ける訳がない、というのは誰でも分かりますが、英語になるとこういった感覚が今でもまかり通っています。

甲子園を目指すなら、基礎体力、筋力、打撃力、守備力、走塁などが必要なように、英会話力では、リスニング・文法・リーディング・ライティング・ボキャブラリー・発音が必要になります。
要は、英語の総合的に力を伸ばすことを前提に、計画的な勉強をすることが大切になるんですね。

実際、私は英語を流暢に話せる人を何人も知っていますが、派手なキャッチコピーのついた教材だけに頼って英語を話せるようになった人は一人としていません。この事実を、しっかりと覚えておいて下さい。

その上で、"今、英語のどの力を伸ばすための勉強をしているのか?"ということを理解しながら学習すると結果も変わってきます。

そうすれば、「英語の勉強はしているはずなのに、英語を話せるようにならない!」
という台詞を発する人の数も少しは減るのではないかと思います。

森川篤史さん

森川篤史さん
FSS-Osaka代表
http://www.fss-osaka.com/

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