記事・コラム

【連載コラム】

英語を話せる人だけが知っている「20のヒント」8

2011.03.03

カナダ専門留学会社として30年近い実績をもつFSSグループ「FSS-Osaka」の代表を務める森川篤史氏に、英語を話せる人だけが知っている「20のヒント」について伺った。全20回の連載の第8回目。

第8回「○○が大きい」

突然ですが質問です。

あなたは、これまで外国人との会話中「えっ?」と聞き返された経験はないでしょうか?
そのときあなたは、どう感じましたか?

「私の発音が悪かったから伝わらなかった。」
「私の文法が間違っていたから伝わらなかった。」

英語を勉強している多くの日本人は、こんな経験をもっています。
私も、留学生としてオーストラリアで勉強している頃は、無意識のうちに
"綺麗な発音でないと伝わらない。"
"文法は間違えてはいけない。"
と自己暗示をかけて窮屈な英語になっていたという経験があります。

今だから言えることですが、外国人があなたの英語に「えっ?」というのは、必ずしもあなたの発音のせいでも、不完全な文法のせいでもないことが多いのです。

では、何が原因なのでしょうか?

それは

あなたの声が小さくて聞こえていないのです。

実は、日本人の声がアジア人のなかでも特に小さいことを日本人自身あまり気付いていません。
ましてや、欧米人と比べると更に小さくなります。
街を歩いていて、「この外国人、声が大きいな〜。」と感じたことのある人もいらっしゃると思いますが、彼らには大きな声で話しているという感覚は全くありません。

逆に、「日本人は声の小さい人が多いな。」と感じている外国人が多いことも、殆どの日本人は知りません。
だから、英語コンプレックスのせいで、ただ、聞こえにくくて伝わらなかった言葉すらも、自分のせいにして落ち込んでしまうのですね。

日本語のコミュニケーションでも、その人の話し方や声のトーンで相手に与える印象や言葉の伝わり具合は大きく変わってきます。
例えば、仕事のプレゼンテーション。
話している内容が同じでも、声が大きく自信を持って話す人と、今にも消え入りそうな声で話す人とでは結果は大きく違ってきます。
そんな経験ございませんか?
日本語でもこのようなことが起きるのですから英語なら尚更です。

もし、"自分の声は少し小さいかな?"と思う方は、お腹から声を出すイメージで英語を話すよう心がけてみて下さい。
最初は意識的に声を張る必要がありますが、慣れてくると心が晴れて気持ちよくなってきます。そして、何故か英語が伝わりやすくなります。

最後に、私がバンクーバーで出会ったおばさんの小話。

この方の英語はお世辞にも上手だとは言えないくらい典型的なブロークンイングリッシュです。
私も何度か耳にした事がありますが、発音も文法もハチャメチャです。
ただ、声だけは普通の日本人よりも大きく、表情がとても豊かなのです。
彼女は、その大きな声と表情を武器に、カナダでビジネスをし、移民局にも物怖じせずに入っていき、カナダ人相手にしっかりと自分の言いたいことを伝えて帰ってきます。

もし、このおばさんとは逆に、声が小さいという理由で英語が上手く伝わっていないなら少し勿体無いですよね?そうならないために、英語を話す時はお腹から声を出す習慣を身につけて下さい。

森川篤史さん

森川篤史さん
FSS-Osaka代表
http://www.fss-osaka.com/

«前の記事へ |  記事・コラム一覧  | 次の記事へ»

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます