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【連載コラム】

国際化時代なんてコワくない!がんばれニッポン人!第3回

2013.05.24

シアトル在住2児の母、
いじりめぐみが真のグローバリズムを問う!

STOP「ガイジンびいき」!

「ママ、日本に住もうよ〜」

「日本最高〜!」

最近日本に遊びに行っていた娘たちがむちゃくちゃ日本かぶれになって帰ってきた。

「ハーフであれど、立派な日本人魂を持て!」

と教育しているわたしとしては彼女たちの日本人化はうれしい。
しかし、彼女たちは、こう続けるではないか。

「日本に行くと、スーパースターみたいに扱ってくれるんだもん!」

あ〜あ、うちの娘たちまでとんだカン違い「ガイジン」になっちゃった。

日本のみなさんは、「ガイジン」に甘すぎる。
アメリカに長くいるわたしには、日本に戻ったとき目にする「ガイジンびいき」が異様に感じられる。

どこに行っても生粋の日本人のわたしへの対応よりもガイジン顔の夫や娘たちへの対応のほうが数段と丁寧だ。

そこまで「ガイジン」にへりくだらなくてもいいのに!……とアメリカで「ガイジン」として暮らしていても何の特別サービスの恩恵も受けたことがないわたしは日本のみなさんにお説教したくなる。

アメリカへやって来るみなさんは、「日本であんなにガイジンさんによくしてあげてきたんだから、ぼくたちわたしたちがアメリカに行ってもきっとやさしくガイジン扱いしてくれるよねえ……」なんて甘い夢を持たぬように。
ガイジンが大集合して形成されているアメリカでは、「ガイジンさん」などという概念がない。
「ガイジンさん」特別扱いなんてありゃしない。
幼児レベルの英語しか喋れなければ幼児レベルの扱いしかしてもらえない。
アメリカの「ガイジン」なんてそんなもんである。

世界共通語である英語をしっかり学んでおくことが国際人になるための基本中の基本。
そして、日本人の「ガイジンさん」コンプレックスをとっとと捨てること。
これもまた国際社会の一員として活躍するための大前提なのですぞ!

髪の色も目の色も足の長さもそんなの関係ねえ!日本人よ、早いとこガイジンばなれをして立派な国際人になろう!

我が家の小娘たちの「日本に行けばスーパースター」妄想が打ちひしがれる日が日本人の国際人化のはじまりだ。
わたしはその日が待ち遠しい。


「わたしたちスーパースター!?」原宿名物クレープに食らいつく「カン違い」シスターズ。

国際派を目指す日本人が知っておきたいフレーズ

“How did you do on the test?”

テストはどうだった?

“I nailed it!”

完璧さ!

nail といえば、爪や釘のこと。“nail it”は、釘がうまいことささった感じをイメージしたらわかるかな?
事がうまく進んだときに、自信を持っていう言葉がI nailed it!
これが連発できるようになればあなたも立派な国際人だ!

いじりめぐみさん
大手広告会社のCMプランナーを経てアメリカ人と結婚、シアトルへ。専業主婦に飽き足らず、“世の中をいじる”をモットーに自宅の一室に「IJIRIYA USA」を設立。日本関連企業へのマーケティングコンサルティングのほか、クリエーティブハウスとして企画立案、出版、インターネット事業に取り組んでいる。2児の母親。
著書:『デカくて悪いか!』(角川文庫)『デブで悪いか!』(角川文庫)
ウェブサイト:「Go Feisty!

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