記事・コラム

【連載コラム】

TOEICで時間内に全問解ききれる人に備わっている“3つの力” 【後篇】

2015.12.17

保呂田友里

YURI 式とは“TOEIC 力”と“英会話力”を同時アップする方法です。
「TOEIC で英語は話せるようにならない」は誤解です。使い方次第で、こんなにも英会話力を身につけるのに“効率的”かつ“合理的”なものはないんです!
英語が苦手でも、英語のセンスなんてなくてもYURI 式なら大丈夫!

【なんとなく読んで解いている限り、なんとなくのスコアしかとれない】

今回は “TOEICで全問解き切るために必要な3つの力”の最後、「読解力」についてお話しします。

前回コラムで予告させていただいた、

” He is easy to forget. ”

これ、どういう意味かおわかりですか?
「彼は忘れっぽい」だと思われた方。もしかしたら「読解力」がまだ不足しているかもしれません!

読解力がないと何が起こるか?
読解力がないと“なんとなく”しか読むことができません。なんとなく読んで、なんとなく解いている限り、なんとなくのスコアしかとれないんですね。

あなたが今“なんとなくのスコア”しかとれないのなら、原因はここにあるかもしれません!

【全問解き切るために必要な力:その3「読解力」】

「読解力」とは、 “英文構造・文法を正しく理解し、正しい意味をとれること”をいいます。

実はこの読解力、「リスニング力」にも大きくかかわっています。
だって、英文を見て「う〜ん」と考えないと意味がとれないような英文が、音声で流れてきたって聞きとれるわけがないですよね?

それなのに、単語だけ拾って“聞こえた気”、“わかった気”になっている人が多くいらっしゃいます。これってけっこう危険!

危険な理由がまさに、“ He is easy to forget. ”の例文の中にあります。

これ、正解は「彼を忘れるのは簡単だ= 彼は存在感がない」という意味です。
「キミ、忘れっぽいよね?」と言うつもりで、”You are easy to forget, aren’t you?” なんて言ったら、「キミ、存在感ないよね?」という、とんでもなく失礼なことを言ってしまうことになるんです!

文法的にはto不定詞の副詞的用法で、
「人(you) +be動詞(are) + 難易度の形容詞(easy) + to不定詞 (to forget)」のとき、to不定詞の中の動詞 (forget) の目的語が主語である「人 (you)」になる、という決まりがあるので、こういう意味になります。

このように、それぞれの単語は簡単で“聞こえた気”になっても、ちゃんと文法を理解していないと大いに“勘違い”してしまうということ。
これでは “なんとなく”の世界を一生抜け出ることはできません!

【読解力を身につける方法】

読解力を身につける唯一の方法。
それは、「精読法」と私が呼んでいる方法です。

精読法とは、じっくり日本語訳をしていくことではありません。
TOEICパート7の問題を使い、英文を1文1文分解(英文の構造や文法を理解)していくことをいいます。
たとえば、「このing形は動名詞じゃなくて現在分詞だな」「これは接続詞のthatではなくて関係代名詞だな」など。

《精読法のオススメ本》
「TOEICテスト超リアル模試600問」花田徹也(著)1,944円(税込)

わからないときは自力で調べて答えを見つけてみてください。パート7の文章は難しい文法論点が含まれないので大丈夫です。非効率なようでも、自力で考え、調べる過程にこそ意味があり、結果的には最も効率的な方法です。

どうしてもわからないときは、こちらにお問い合わせいただければお答えしますのでお気軽にどうぞ。
https://coconala.com/services/80585

精読法を続けていると、「あ、ここにもこの文法が使われてる。なんかわかるようになってきたな」という瞬間が訪れます。
そうなったらこっちのもの!
精読法で本当の「読む力」をつければ、自然と「速読力」がつき、時間内に全問解けるようになってくるんです。楽しみですね!

“TOEICで全問解き切るために必要な3つの力”をすべてお話ししました。
この”3つの力”というのは、TOEICがリニューアルされようと何ら変わりません。
リニューアルの言葉にあまり踊らされず、本当の英語力を身につけば無敵です!


【筆者プロフィール】
保呂田友里 / Yuri Horota
慶応大学・慶応大学院卒。DeLQ it. LLC[デルクイ]CEO 兼CFO。
大学卒業後、国際会計事務所にて外資系事業会社のアカウンティング業務を担当。その後、オンライン英会話のベンチャー企業のビジネス立ち上げサポートを経て、2015 年8月に起業。「YURI 式・英語学習法」(=非帰国子女が最も効率的に英語を話せるようになる方法など)では、雑誌コラム執筆(光文社雑誌「女性自身」、レアジョブ「English Path」、企業内イントラネットなど)、講演会登壇、企業研修、英文法オンラインレッスンなどを行う。
Official FaceBook:https://www.facebook.com/yurihorota
Official Twitter:https://twitter.com/YuriHorota

【監修】
濵崎潤之輔
大学・企業研修講師、書籍編集者
早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。
明海大学や獨協大学、ファーストリテイリングや楽天銀行、SCSK、エーザイなどの企業でTOEICテスト対策研修講師を務める。
これまでにTOEIC990点(満点)を30回以上取得。TOEICテスト対策合宿・セミナーなども開催。著書に、『TOEICテスト一発逆転 600点!』(KADOKAWA 中経出版)、『とにかく600点突破! TOEIC TEST 大特訓』(ベレ出版)、『新TOEICテスト990点攻略』(旺文社)、『このTOEICテスト本がすごい!』(中経出版)、共著書に『新TOEICテスト全力特急絶対ハイスコア』、『新TOEICテストドリーム特急全パート実戦対策』(朝日新聞出版)、『大学生のためのTOEICテスト入門』(コスモピア)、監修に『TOEICテスト実力養成600問』(語研)、『TOEICテスト英文法プラチナ講義』、『イラスト&ストーリーで忘れない TOEICテストボキャブラリープラチナ5000』」(ジャパンタイムズ)がある。

«前の記事へ |  記事・コラム一覧  | 次の記事へ»

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます