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【イベント報告】

年に一度の教育イベント、NEW EDUCATION EXPO2014をレポート 一人一台タブレット、デジタル教科書、電子黒板はもはや標準?

2014.06.12 12:01

最新の教育環境や教材を一望できる一大イベント、第19回 NEW EDUCATION EXPO(http://edu-expo.org)が6月5日から7日まで、お台場の東京ファッションタウンビル(江東区有明3-4-10 国際展示場駅から徒歩1分)で開催された。最終日の様子をレポートする。
主催者によると、あいにくの雨にもかかわらず、2日目を終えた時点ですでに昨年を上回る理乗車数とのこと。
本イベントは、100社を超える企業の出展と、54のセミナーで構成されている。
展示ゾーンでは、一人一台タブレットPCを想定した未来の教室(FUTURE CLASSROOM)、デジタル教科書、電子黒板、3Dプリンタに関心が高まっているようだ。

■共通のインターフェースで使いやすく。さらなる普及が期待できそう

デジタル教科書は、小学校では平成23年度から、中学校では平成24年度から、各教科書会社が指導者用のデジタル教科書をリリース。平成25年には出そろった感があったが、各社ごとにインターフェースが異なり使いづらいという現場の声をうけ、教科書会社13社が協力してCoNETS(Connecting to the Next Education for Teachers and Students)を立ち上げ、各教科書会社のインターフェースを統一した。このため先生がたは、どの教科書会社の教科書を採用しても、同じ使い方ができるという。
デジタル教科書は、紙の教科書と全く同じ紙面をプロジェクターや電子黒板に投影し、大きな画像をクラス全体で共有できることが最大の利点。さらに、デジタルならではの特徴をいかし、資料画像を高精細な画像で拡大したり、動画を見せたり、ペンツールやマーカーでコメントなどを書き込むことができる。生徒を授業に集中させたり、視聴覚を利用して、よりわかりやすく、記憶に残る授業が可能になる。

■指だけで書ける! 電子黒板もここまで進化した!

文部科学省の後押しもあり、ここ数年で急加速している教育の情報化だが、教育の情報化に欠かせないツールが電子黒板だ。ホワイトボードに電子黒板の機能がついたホワイトボード一体型、大型ディスプレイに電子黒板の機能がついたテレビ型、普通の黒板やホワイトボードに取り付けるだけで、電子黒板として使えるユニット型が一般的だが、今、注目されるのが、プロジェクターにホワイトボードの機能が内蔵されたタイプだ。内蔵型なら、普通の黒板でもホワイトボードでも、単なる白い壁でも電子黒板として使える。エプソンの最もハイエンドな機種なら、指センサーを内蔵し、電子ペンを使わなくても、指でスクリーンをタッチするだけで、書き込みができたり画像を動かしたりできる。

■誰でも簡単にオリジナルグッズが作れてしまう3Dプリンター

昨年に続き注目を集めていたのが、3Dプリンターだ。昨年に比べさらに低価格の商品が出てきていた。また、簡単に3D画像が制作できる3DCGソフトも充実していた。株式会社イーフロンティアのShade3Dは、ペンタブレットで描いた平面図が瞬時にパソコン上で立体画像となり、変形や色づけも簡単。完成した図のデータを3Dプリンターから出力すると、オリジナルの立体作品ができる。図工や美術の授業での利用や、工業デザインなど大学の授業でも利用されているという。学校やクラスごとに、ゆるキャラを作っても楽しそうだ。

■こんな教室があったなら、もっと勉強が楽しめたかも!

未来の教室のコーナーでは、一人一台タブレット、マルチスクリーン、デジタル顕微鏡を駆使した模擬授業が行われていた。一つのスクリーンにはデジタル顕微鏡の画面が、別のスクリーンには生徒のタブレットの画面が投影されている。画面は簡単に切り替わり、別の生徒の画面が見られたり、教科書や資料が映ったり。視覚的でわかりやすい授業が展開されている。IT機器の充実もさることながら、注目されるのは、自由自在に動きまわることができる椅子と机だ。クラス内で小グループに分かれて協働学習をしたり、2人組になって話し合ったり、一人ずつになって個人作業をしたり、といったさまざまな活動が、スムーズにかつテンポよく行える。このコーナーでは模擬授業が1日数回行われるが、どの回も大盛況。多くの人が、タブレットPCを使い、未来の教室の授業を楽しんでいた。
NEW EDUCATION EXPOは、この後、6月20日(金)、21日(土)に、大阪マーチャンダイズ・マートOMM)でも開催される。詳しくはこちら https://edu-expo.org

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