編集長ノート

成人の年齢は各国により異なるが、日本では20歳、オーストラリアでは18歳、アメリカでは21歳が成人と定義されている。
しかしアメリカでは18歳になると親元を離れる風潮がある。
実家の近くの大学に通う場合でもアパートを借りるか寮に入るなど、生活の自立を求められる一つの年齢のポイントとなる。
これはアメリカ以外の欧米圏の国々でも同じような傾向があるようだ。

親元に住んだほうが生活費がかからないなどの金銭的問題を抜きにしても、日本では18歳以上が親と一緒に生活していてもそんなにおかしくはない。
一方アメリカでは何か一緒に住む理由がない限り、親元を離れて自立していないとおかしい。

日本は先輩・後輩などの関係が強く、1つ歳が離れているだけでも年上を敬うべき、という考え方があり、年齢に対して厳しい考えを持っているように思われる。
しかし一方では、飲酒や喫煙に対しては他国よりも年齢チェックがゆるい。
欧米ではお酒やタバコをスーパーで買うときもバーに入るときも必ずID(身分証明書)の提示を求められ、1日でも年齢が達していないとお酒を買うこともバーに入ることもできない。
年齢をごまかせばスグに警察沙汰になってもおかしくないほど厳しい。

日本はタスポができたとは言え、お酒は自動販売機でも買えてしまうという状況だ。
年齢に対する考えが厳しいはずの日本人が何故法律で禁止されていることに関しては考えが甘くなってしまうのだろうか?

法律に定められていること(飲酒など)には厳しくないのに、法律に定められていないこと(先輩・後輩の関係など)には厳しい日本人。
不思議に感じないだろうか。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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