編集長ノート

ロンドンオリンピックも無事幕を閉じ、日本は過去最高となる38個のメダルを獲得し、大健闘した。
オリンピックのような国際大会の度に、自分自身が「日本人なんだ」と再認識する人も多いのではないだろうか。
私自身もその一人で、オリンピックを応援する度に自分自身の中にある日本に対する愛着・愛国心が知らず知らずのうちに表にでてくるような感覚がある。
今回の大会ではアジアの国々の活躍が目立った反面、日本としては近隣諸国との政治的問題を考えさせられる場面もあった。
この場で政治の問題を議論するつもりはないが、日本が今後どうやって世界と付き合っていくのか?戦っていくのか?国民一人ひとりがキチンと考えていく必要がある。

イギリスの大手銀行HSBCがまとめた「2050年世界経済規模ランキング」の予測によると、中国の国内総生産(GDP)は25兆3300億ドルとなり世界首位に浮上、米国は22兆2700億ドルとなり、この2カ国が圧倒的に経済力があることが鮮明になる。
人口が1億200万人まで減る日本は6兆4200億ドルとなり、人口が世界最多の16億人に膨らむインド(8兆1600億ドル)に抜かれ4位に後退すると予測されている。
国連の人口予測と各国・地域の潜在力を踏まえてHSBCが独自に分析した成長見通しを掛け合わせて順位付けしたものだ。
それ以外には、トルコが18位から12位に浮上。フィリピンは一気に27も順位を上げ16位となりGDPが東南アジア最大になるとされている。エジプトも20位に上昇、アフリカで唯一トップ20入りする。半面、フランスやイタリア、オランダなどドイツ(5位)を除くユーロ圏諸国の存在感が低下する。
人口1人当たりGDPでみると首位にルクセンブルク、2位にシンガポールなど上位に小国が並ぶ。
日本は4位に入り、人口1億人超の国としてはトップの座を死守する見通しだという。
日本はまだ世界4位と経済大国であることには変わりが無いと予測されているが、「成長率」という意味では将来的にほとんど成長が見込めない国として見られている。

上記の予測を皆さんはどう見るだろうか?
40年先でも日本は世界4位だからまだまだ大丈夫と見るのか、日本に成長性が無いから成長が見込まれる国に行こう。と思うのか。
私はこの予測を見た時に「覆したい」と思った。
あくまで現状を元に予測されたデータであるからこの通りに事が進むわけではない。
ではこの予測を覆すくらい日本が頑張って日本の国力を上げるにはどうしたら良いのだろうか?

私は日本人の「海外進出」がカギだと思っている。

日本には優秀な技術や知識がある。
先進国たるプライドもある。
文化的に見ても、日本人は人を思いやる気持ちが強く、素晴らしい協調性と忍耐力を持った国民だ。
リーダーシップには様々な形がある。
日本人は大声で主義主張を訴えるようなリーダーは向いていないかもしれないが、上手くグループをまとめて協調しながら事を進めていくようなリーダーには向いている。
ただ、日本人自身がその素晴らしさに気付いていないように思う。
大きな声で主張する人に気後れしてしまう人も多いだろう。
「グローバル化」とは必ずしも諸外国の文化に合わせることではない。
それに気付くためにはとにかく国外に出て、異国の文化を肌で感じる経験こそが日本人を強くすると信じている。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

blog comments powered by Disqus

«前の記事へ |  編集長ノート一覧  | 次の記事へ»

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます