編集長ノート

各大学が「グローバル化」に力を入れている。
留学生の受け入れ強化や、国内学生の留学促進、英語で行う授業の開講、秋入学の検討などなど。
今まで鎖国状態にあった日本の教育がやっと「開国」に踏み出した。
この動きはここ数年で大きく加速するだろう。
それでも、グローバル人材を切実に求めている企業にとっては、遅すぎるくらいだ。

少子高齢化や国内市場の縮小が止めようのない日本の現状を考えると、外国人留学生や移民を受け入れることは必須だと思う。
日本のグローバル化のカギは「異文化を受け入れる」ことにある。

「異文化を受け入れる」とは、多言語でコミュニケーションできることだけを指すのではない。
異文化、他民族と触れ合い、慣れることだ。
しかし、日本は他国と比べて極端にそのような機会が少ない。
私は東北出身だが、特に地方では外国人と触れ合う機会などほとんどない。
留学は、異文化に触れるには最適の方法だが、せっかく留学をしても「日本人同士でかたまっていて英語を学べなかった」とはよく聞く話だ。
異国に行っただけでは何も学べない。

逆に、日本にいながらでもその気にさえなれば、異文化にふれる機会は作れる。
大学の国際化によって、キャンパスに外国人留学生が増え、英語の授業が増えるなら、積極的に留学生に話しかけ、英語の授業に参加するといい。
国内学生と外国人留学生とが交流できる国際学生寮を整備する大学も増えつつあるから、それを利用するのもいいだろう。
24時間、衣食住を共にすることで、真の異文化が見えてくる。

選択肢もチャンスも広がっている今こそ、ぜひ一歩を踏み出してほしい。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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