編集長ノート

「大学入試が変わらなければ、英語教育は変わらない」とは、長らく言われてきたことだが、教育再生実行本部が、大学入試にTOEFLなどの導入を提言したことで、この議論が再熱している。
「TOEFLよりも○○のほうがいい」、「いや、新たにテストを作るべきだ」といった議論もあるが、そんなことで、本当に英語教育は変わるのだろうか。

入試が変わっても同じこと。
一番問題なのは「英語を使う環境がない」ということだ。
今の日本では、ほとんどの人が英語に触れずに生きていける。
入試が終わったら、もう英語を使う必要がない、というのでは、せっかく学んだ英語もすぐ忘れてしまうだろう。
この状況が変わらない限り、日本人の英語力が飛躍的に向上することは望めない。

サッカー選手になりたい人はサッカーの練習をする。
プログラマーになりたい人はプログラミングの勉強をする。
当然の事だろう。それと同じように英語を使う仕事をする、もしくは英語が生活に必要となれば英語を学ばざるを得ない。

企業が英語を使う環境を増やすことで、英語を勉強する人を増やせる。
楽天は良い例だ。
賛否両論あるにしても楽天は現実に社内公用語の英語化を実現させた。

企業が変われば教育が変わる。
企業が海外進出を進め、外国人人材の採用を進めることで環境が変わる!企業がもっとグローバル化を推し進めることが、教育を変えるのだ。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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