編集長ノート

2020年のオリンピックが東京で開催されることに決まり、この熱狂は長く続きそうな気配がある。経済的な効果も期待できそうだ。

街中の看板や案内などを多言語に対応させる、サービス業においても多言語対応をすすめる、そしてボランティア通訳の配置など、海外から訪れる人たちをおもてなしする様々な対応策をこれから整えていくことが求められている。

私自身は1964年の東京オリンピックの時にまだ生まれていなかったが、様々な方のお話しをお聞きしていると、1964年の東京オリンピックの時に、今のそれに似たような様々な盛り上がりがあったようだ。

語学教材の企画・制作を行っている株式会社アルクの創業者で現在会長を務められている平本氏(http://www.g-education.com/special/interview/post-24.html)も、アルク創業のきっかけとして、東京オリンピックで日本国全体に「国際化」ムードが高まり、語学の必要性などが高まったからと語っていた。

確かに、英検等の試験や、大学英語教育学会(JACET)などの英語学会組織、そして英字新聞などの英字媒体においても、東京オリンピック前後に立ちあがっていて、近年50周年を迎えるものが多いことに気付く。

当時、オリンピック効果で語学業界に変化があったことが見て取れる。

今回の2020年の東京オリンピックでも、きっとその影響は大きくでるだろう。

50年前の日本では「国際化」という名のもとにとして高度経済成長へと発展し、「海外に誇れる日本」が出来上がったと私は思っている。これからの50年では「グローバル化」という名のもとにどのような発展を成し遂げられるのだろうか?

次の50年では「海外で活躍できる日本」として、新しい目標に向かって進んでいくことだろう。言語においては、「実践的」なものが求められ、実際に通じる言語を話せること、コミュニケーションスキルが求められている。次の50年で私達はその目標を確実に達成できるのか? いや、必ず達成しなければいけない。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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