編集長ノート

近年、「日本の大学と海外の大学を併願する」という新しい考え方が確実に大きくなってきている。 今はまだ日本のトップスクールを狙う一部の学生が、アメリカのトップスクールも併願するというごく限られた層の動きだ。しかし、急速に進むグローバル化の中で、この動きは確実に加速するだろう。

グローバル人材を育成するスクール「IGS(Institution for a Global Society株式会社)」の代表福原正大氏(http://www.g-education.com/special/interview/post-38.html)は新著の「目指せ日米トップ大学ダブル合格」の中でこう述べている。

“これからの時代は、「日本を含めた世界の素晴らしい大学で勉強し世界中の人と競争し共創できる人材」を目指すことが大切です。これができる人材になれば、新しい時代のリーダーとして、世界を舞台に活躍できます。(中略)新しい価値を生み出すことが、新しい時代の成功方程式なのです。”

福原氏は、日本とアメリカの教育には違いがあり、日本とアメリカの大学を併願することで、日本の教育ではあまりカバーされていない「問題解決能力」「外国語でのコミュニケーション能力」や「異文化理解」などの能力を育てる事ができるメリットがあると語る。

“二兎追う”ものが得をする時代になっているということになる。

私自身も海外に進学をした事で、新しい気づきをたくさん得ることができた。

「グローバル化」という名のもとに、国境に関係なく人材の流動がさらに進むこれからの時代。「自国の大学」に進学することではなく、どこの国であろうと自分の「行きたい大学」に進学することが当たり前になるだろう。

日本の教育制度の中ではまだまだ、「進学校を目指す」「国立を目指す」ことが最優先という文化が根強いが、教育者自身もこの意識を変えることが求められているのではないだろうか。 生徒一人ひとりの進路を世界から選んでいく、そんな時代ももう遠い未来の話ではないのだろう。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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