編集長ノート

2015年度(平成27年度)から上智大学の一般入試試験が、アカデミック英語能力判定試験(TEAP)に変更になる。
TEAP(ティープ)とは、Test of English for Academic Purposesの略で、英検を運営する公益財団法人 日本英語検定協会と上智大学が共同で開発した国産の英語運用力試験だ。
英検は“大学で学習・研究する際に必要とされるアカデミックな場面での英語運用力(英語で資料や文献を読む、英語で講義を受ける、英語で意見を述べる、英語で文章を書くなど)をより正確に測定するテストです。”と述べている。
国産のテストという意味では、ベネッセもGTEC(ジーテック)という英語能力テストを開発し、受験者数が順調に増えているようだ。

現在、大学入学試験をTOEFL(R)テストに変更する事などが文部科学省でも議論されている。また、企業においてはビジネス英語試験のTOEIC(R)の受験者数が最も多く、どちらもETSというアメリカにある世界最大の非営利テスト開発機関が開発しているテストだ。
TOEICは日本と韓国以外ではあまり使われていないテストだが、TOEFLはアメリカなど欧米圏の大学進学に活用できるグローバルなテストだ。

今後さらに英語需要が高まる日本では、各英語試験の受験者数は増加傾向だ。市場は拡大し、ビジネスとして様々なテスト機関を魅了している。
加熱する英語試験市場で勝ち残るのはどのテストなのか?そして我々は数多ある英語試験をどのように選び活用していくのか?
英語試験を変えることがグローバル化の救世主になり得るのだろうか?本当に「英語が使える」日本人を育てる為には何が必要なのか、冷静になってよく考える必要があると私は思う。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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