編集長ノート

日本人の海外留学者数は04年以降、減少傾向が続いている。
文部科学省が2012年1月に発表した「日本人の海外留学状況」の状況では、2009年時点での日本から海外への海外留学者数は59,923人まで減っている。
これは留学者数ピークだった04年の82,945よりも2万人以上少ないという状況になっている。

それに対して、外国人留学生の数は平成23年で138,075人まで増えている。
東日本大震災の影響も多少あったが、それでも海外に出る日本人よりも、日本に来る外国人が2倍以上になっているのが現状だ。

日本国内にいながらにして、文化や国籍の違う人たちとコミュニケーションをとっていかなければいけない時代になっている。
そうなると学校教育の課程を英語や中国語など多言語化していくこと、それに対応できるように教員構成もグローバル化していくことが必要なのではないか。

さらに、学校のグローバル化には人材のモビリティ(流動化)だけでなく、プログラムのモビリティも必要になってくるだろう。
単位の互換や、教育の質をグローバルな基準で保証していくことが肝要である。

これらのグローバル化は、私が以前「年齢主義・課程主義の日本の社会制度」でも延べたように、年齢主義から脱却し、教育課程を適正化していくことも進めなければいけない。

「脱ゆとり」と言われているが、今のままではまだまだグローバルな競争に適応した教育システムからはほど遠い。
ドラスティックにシステムを変えていかなければ、日本が先進国ではなくなる日はすぐそこまで来ている。

編集長プロフィール

天野智之

天野智之

15歳で単身ニュージーランドの高校へ留学。高校卒業後に渡米、カリフォルニア州立大学で学位を取得。その後日本へ帰国し、会社員を経て起業。
「海外から見た日本の教育」という視点で日本の教育制度にもの申す!

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