特集

平松庚三/><br /><br /></p>


<p style=
株式会社ライブドアホールディングスの代表取締役前社長、弥生株式会社の代表取締役前会長、ならびに株式会社セシール前取締役など、名立たる企業経営を歴任。グローバルなビジネス環境で活躍した平松庚三氏に話を伺った。

中身がなければ英語が上手でも意味がない

-様々な企業の経営を経験されている平松さんですが、現在はITマーケティングサービスの小僧com以外にも、法人向けオンラインビジネス英会話サービスGlobal InstaBizも手掛けていますね。

平松:グローバル化が進み、「英語」は企業にとってより重要になっています。
しかし、多くの企業では英語を学ぶこと、英語ができることが目的となってしまっている。本当は英語を使ってビジネスをすることが目的なのに、「英語力」というスキルだけ一人歩きしてしまっています。
「英語が出来る人」=「仕事が出来る人」ではないですよね? 英語が出来る人に仕事を教えるよりも、仕事が出来る人に英語を教えるほうがよっぽど効率的です。
なぜなら仕事を効率的にこなせる人は、言語学習も効率的にこなしますし、仕事ができれば完璧な英語力が無くても良い。
英検なら3級、TOEICなら600点程度の英語力があればグローバルな仕事はできるのです。

-英検3級というと高校英語くらいのレベルだと思いますが、グローバルな仕事で通用しますか?

平松:重要なのは“中身”です。いくら英語が上手でも中身のないことをしゃべっていたら意味がない。自分の頭の中にあることをいかに伝えるのか。その伝える道具が言葉です。
カタコトでも自分の意思を自分の言葉で伝えることが出来れば仕事はできます。相手も理解してくれますよ。

仕事ができる社員にこそ英語を学ばせろ

-グローバル化が叫ばれ始めて久しいですが、日本人の英語力が伸びたという実感はまだ無い気がします。

平松:英語の必要性については最近にはじまったことではなく、何十年も前から言われていることです。しかし、いまだに同じ議論がなされています。
大手企業の経営者に話を聞くと、英語教育を実施している会社は多い。しかし「お金がかかるけど効果が薄い」と感じている企業がほとんどのようです。これはなぜでしょう? 1つは時間です。英語は毎日やらないとすぐに忘れてしまう。
多少留学経験があっても、日本に戻ってきてしばらくするともう忘れてしまいますよ。継続し続けないといけないのに継続できていないから効果がでないのです。
そしてもう1つは、冒頭でお話ししたように英語を学ぶことが目的になってしまっているということです。何のために英語を学ぶ必要があるのか。目的を明確にすることが必要です。

-社員の英語力アップを目指す企業は、具体的にどうするのが良いでしょうか?

平松:私なら社員に未来を見せてあげます。具体的にその社員の5年後、10年後を想像させるのです。将来の目指すキャリアから逆算して今必要なことは何なのか? その中に英語の必要性があれば、今英語を学ぶことでどういうキャリアを描いていくのかが見えてきます。英語を学ぶ目的が明確になるのです。
また、英語を学ぶ機会は全員に公平に与えたとしても、本気でやりたい人や会社としてやらせたい人に対してより集中的に教育してあげるのが良いでしょう。
なぜなら、仕事ができる人を「鬼」と例えるなら、英語は「金棒」です。鬼に金棒を与えれば最強です。しかし鬼じゃない人に金棒だけ与えても意味がありません。

ビジネスパーソンはネアカであれ

--英語力よりも中身という話がありましたが、ビジネスパーソンとしての中身を鍛えるために必要なこととは?

平松:ネアカ(根が明るい)であるべきです。これは私がソニーに勤めていた時に、盛田昭夫さんと行動を共にして学んだことの1つです。
後から知ったのですが、パナソニック創業者の松下幸之助さんも同じことを言っていたようです。

-明るくなれない場合はどうしたら良いのでしょうか?

平松:ネアカのフリをするのです。
これも盛田さんからの教えなのですが、明るくしていれば社内の雰囲気も明るくなり社員もだまされて明るくなり、最終的に自分自身もだまして明るくなる。好循環が生まれるからです。



平松庚三

平松庚三(ひらまつ  こうぞう)さん
小僧com株式会社 代表取締役
株式会社Global InstaBiz 代表取締役

アメリカン大学(Washington,D.C.)コミュニケーション学科卒業。 ソニー株式会社入社。 ソニーで13年間勤務した後、アメリカンエキスプレス副社長、IDGコミュニケーションズ社長、AOLジャパン社長などを歴任。
2000年にIntuitジャパンのCEOに就任。 2002年にMBOにて米国親会社から独立、社名を弥生株式会社に変更同社の代表取締役社長に就任。 2004年全株式を売却してライブドアグループ入り。 2006年1月(株)ライブドア社長就任。 2007年4月社名をライブドアホールディングスに変更、代表取締役社長就任。
2008年小僧com株式会社代表取締役会長に就任。 2013年株式会社Global InstaBiz代表取締役就任。

平松庚三さん著書のご紹介

【著書のご紹介】
君は英語でケンカができるか?~プロ経営者が教えるガッツとカタカナ英語の仕事術~
平松庚三著/クロスメディア・パブリッシング発行

ご紹介者




豊田圭一

【平松社長をご紹介頂いたのはこの方】
豊田圭一(とよだけいいち)さん
株式会社スパイスアップ・ジャパン 代表取締役
豊田社長の記事はコチラ

«前の記事へ |  特集一覧  | 次の記事へ»

この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます