特集

幅広く学べる学群制の導入をはじめ、時代のニーズに合わせ、大学改革に努めている和洋女子大学。2014年からは、国際学類など3学類を新設する。

多様化する社会で求められるボーダレスな学び

和洋女子大学は現代社会の変化、そして未来の社会に応じるべく、教育理念である「和魂洋才」「明朗和順」を“人を支える「心」と「技術」を持って行動する女性”と解釈しなおし、多様な社会の中核となって活躍する女性の育成をめざしています。今、大学は、少子化やグローバル化の中で、その大学にしかない特色や魅力がなければ生き残れない時代を迎えています。本学でも、カリキュラム等を徹底的に見直し、10年後、20年後、50年後を見据えた大学改革に取り組んでいます。

その一つが、2008年から導入した学群制です。国際化・多様化する社会において、複雑化する課題を解決するためには、一つの専門分野に偏るのではなく、幅広い知識や、他分野との交流が必要です。そのため本学では、従来の学部・学科という壁を取り払い、学群制を導入することで、異分野との交流や研究成果の共有など、多様な学びができる環境を実現しました。

2014年度からさらに、国際学類を含む3学類を新設します。

「うちなる国際化」にどう対応するか

国際学類のキーワードは「うちなる国際化」です。グローバル化というと、日本から外に出ていくことばかりに目が向きがちですが、今や、私たちは日本にいながらにして、国際化の波にさらされています。

たとえば近所のスーパーに行くと、店頭に並んでいる商品のほとんどが国際市場に流通しているものですし、販売員が外国人ということもめずらしくありません。就職活動では、従来100名の日本人学生を採用していた企業が、日本人は50名でいい、残りは海外から採用する、という時代です。もはや日本人も外国人も関係なく、職場のパートナーであり競争相手となっている。そういう時代なのです。

こうした「うちなる国際化」の時代に、和魂、つまり日本人の心を失わず、世界で勝ち残っていける国際人を育てることが、国際学類の、引いては大学全体の目標です。

国際人とは「英語が話せる人」ではなく、また、海外とは欧米だけを意味するのでもありません。アジア、中東、アフリカなど、世界各国の人々が集まる中で、相手のことを理解して、自分の意見もきちんと話すことができ、そこから新しいものを作っていける人を育てていきたいですね。

女子大ならではの学びとは

女子大の大きな利点の一つは、ジェンダーに縛られることなく、自由になんにでもチャレンジできるということ。さまざまなことを経験する中から、本当にやりたいことや自分の適性を見つけることができます。のびのびと学びたい、自分の力を試したいという学生さんにぜひ来ていただきたいです。

岸田宏司

岸田宏司さん
学校法人 和洋学園 和洋女子大学 学長

在学生に聞く!和洋女子大学の魅力って何ですか?

幅広い学びの中から、本当にやりたいことが見つけられる。

私は最初別の短大に進学しましたが、入学の時点では、何をしたいという明確な目標は正直言って定まっていませんでした。漠然とですが、資格を取得して自立したいと思っていたので、役立つかなと思い教職課程を履修。その教職課程で行った実習先で、とてもよくしてくださった先生が和洋女子大学の卒業生でした。実習も思いのほか面白く、教員への道を進みたいと決意。卒業生の先生みたいになりたいという憧れもあり、教員免許一種取得を目指すために、和洋女子大学へ編入しました。

和洋女子大学は、学群制をとっていて、いろいろなことが学べるところが魅力でした。とくに私が編入した生活環境学類は、衣・食・住、家族、家庭、福祉や生命・自然環境など、幅広いカリキュラムが学べるので、将来の目標がまだ定まっていない人は、学びながらゆっくり自分のやりたいことを見つけられる環境だと思います。

教員採用試験に合格し、4月から、地元の高校で家庭科教師として教壇に立ちます。今の子どもたちは生活経験が乏しく、高校生でも缶切りを使えなかったりします。生きていくために最低限のことは自分でできる子を育てていきたいと思いますね。

中沢友香

中沢友香さん
家政学群 生活環境学類 4年
千葉県高等学校家庭科教員採用試験に合格

フィールドワークで、今、世界で何が起こっているかを知る。

高校生の時から、世界で起きているニュースに興味があり、将来は世界を舞台に仕事をしたいと思っていました。

和洋女子大学の国際社会システム専修には、「国際フィールドワーク」というプログラムがあり、それに参加したくて入学を決めました。

このプログラムは、海外でのエコ・ツアーやスタディツアーなどの体験を卒業単位として認定してくれるものです。ただ海外に行くだけでなく、事前授業では、その国や地域の政治・経済・社会について調べ理解を深めます。事後の学習では体験を通して得たことを自分なりにまとめます。

行く先は自分で決めるのですが、私は1年生の夏休みに2週間、韓国の国立ソウル教育大学に短期留学をしました。事前に、韓国に関する書籍をたくさん読んでから留学にのぞみました。韓国は反日色の強い国だと思っていましたが、実際は違っていました。調べただけでなく、自分の目で確かめることの大切さを実感しました。

留学中は、9時から5時まで、韓国語で授業を受ける毎日。初めはちんぷんかんぷんだった授業が、終了時には何を言っているのかわかるまで語学力を伸ばすことができました。

和洋女子大学には、しっかりした目標や夢を持って学んでいる学生が多くてとても刺激的。自分の可能性を伸ばせる大学だと思います。

坂本満希

坂本満希さん
人文学群 心理・社会学類 国際社会システム専修 2年生

和洋女子大学
1897年開学。一貫して、自立して社会で活躍できる女性の育成に寄与してきた。2008年から幅広い学びを実現する学群制を導入。人文学群と家政学群の2学群と、国際学類、日本文学文化学類、心理学類子ども発達学類、服飾造形学類、健康栄養学類、家政福祉学類の7学類がある(2014年より)。また、「和洋アビリティーズ」という基礎科目群を設け、世の中から求められる社会人基礎力を養う。
〒272-8533 千葉県市川市国府台2-3-1
電話:047-371-1111
FAX:047-371-1270
http://www.wayo.ac.jp/

和洋女子大学

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