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民間企業として、中小企業の海外進出支援や海外展開の橋渡しをする株式会社Resorzの代表取締役社長 兒嶋裕貴氏に現在の企業の海外進出やグローバル化の現状について話を伺った。

海外進出の不安を取り除く、安心・安全な情報を提供

- Resorzの事業について教えて下さい。

兒嶋: Resorzは「Digima -出島-」という海外ビジネス支援のプラットフォーム事業を行っています。
企業の海外進出支援からクリエイターの海外進出支援まで行っており、全てをサポートできるワンストップのプラットフォームを目指しています。

-なぜ海外進出支援のプラットフォーム事業を立ち上げたのですか?

兒嶋:弊社は「海外に出る日本企業や、日本人を支援することで、日本の素晴らしさをもっと多く世界に広めたい」そして「世界の素晴らしさを多くの日本人に知って欲しい」という想いでサービスを行っています。
しかし、海外進出に関する情報が無い。あったとしても情報の信憑性が分からない。などの理由で海外進出を断念する人や企業が多いことに危機感を感じ、信頼できる海外進出のための情報を発信する事で、より安心・安全に海外進出ができるようにしたいと思って事業を行っています。

-「安心・安全」な情報とは?

兒嶋:弊社では、これまで海外進出を希望する企業からの6000件を超える相談と、それをサポートできる進出支援企業の紹介マッチングや、現地視察のコーディネートなどを行ってきました。
弊社では必ず、その支援企業が信頼できる会社なのか、直接、現地に出張に行ってお会いするか、スカイプ会議などで直接話すなどのコンタクトをとっており、現在、600社程の支援企業のデータを保有しています。
海外進出においては、「何をしたら良いのかわからない」「どの情報を信じたら良いのかわからない」などの不安が先行してしまい、進出に踏み切れない方も多くいらっしゃいます。 弊社はその不安を取り除き、より海外進出の成功率をあげるためのお手伝いをしています。

日本の成功モデルは海外では成功しない!?

-海外進出を成功させるために必要なこととはなんですか?

兒嶋:ずばり「ベンチャースピリット」だと思います。日本の成功モデルをそのまま持っていくと失敗する確率が高いです。
成功モデルに捉われずに、現地のニーズを把握し、現地に適した形にローカライズしたサービス・商品を提供する事が成功のカギです。
例えば、日本の事を何も知らない外国人が作った商品よりも、日本の事を理解した外国人が日本の為に作った商品のほうが、我々のニーズに合っている可能性が高いですよね。
国や文化、宗教によって、必要なものは異なります。その異なるニーズを把握しないでそのまま日本式の商品・サービスを持って行って失敗する企業は過去にもたくさんいました。

-現地のニーズを把握する為に必要なこととは?

兒嶋:現地の人たち・生活に触れることです。
「その国では何が流行っているのか」「何が求められているのか」「どういう物が好まれるのか」などなど、郷に入って郷に従うことです。
もちろん現地の人とコミュニケーションをとるための語学力も必要です。しかし、語学力よりもまずは現地を理解するという心構えが何よりも大事だと思います。

海外に出ないと日本は生き残れない

-海外進出を支援する御社自身が社内で取り組んでいることはありますか?

兒嶋:営業を中心に社員には海外出張に行ってもらっていますが、海外に行った時には必ず最低1日は自由時間を作って現地に触れることを義務付けています。我々が現地のことを理解することが重要ですからね。
それ以外にもTOEICの受験をサポートしたり、2-3ヶ月に1回、時事的なニュースの中から海外ビジネスに関することをテストしたり、毎月2冊の本を支給し、その本を読んで「読書プレゼン大会」をし、学んだ知識をどのように業務に活かせるのかを考えさせる場を作っています。

-10年後はどのような企業になることを目指していますか?

兒嶋:とにかく日本人の海外進出を支援するという軸は変わりません。海外に出ないと日本は生き残れない時代になっています。そして私は海外に出る日本人がこれからの日本を変え、日本を作っていくと考えています。
その為には企業だけでなく、ゆくゆくは個人の海外進出もサポートして行きたいと考えています。さらに、世界に散らばっている日本人をネットワーク化し、より世界での日本人の存在感を高めたいと思っています。



兒嶋裕貴

兒嶋裕貴(こじまゆうき)さん
株式会社Resorz代表取締役

学生時代や起業前に世界各国を旅した経験から、今まで見て聞いて感じたものを日本に還元したい!日本を、世界をよりよいところにしたい!と思い、2009年春、株式会社Resorz を設立。海外に出る日本人を支援すべく、様々なサービスを展開。
現在は中小企業庁などからも協力依頼を受け、日本の中小企業の海外進出を官民一体となってサポートしている。

■海外進出支援プラットフォーム「Digima -出島-」
http://www.digima-japan.com/

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